お金以外に、人が豊かさを感じる“五種類の富”があるのをご存知ですか?
先日リベ大の両学長がライブで紹介していたこの考え方に深く考えさせられました。
5種類の富と5つの質問
学長が紹介していたのは、「人生を豊かにする5つの富」。そして、それに対する5つの質問が特に深い内容でした。
① 時間の富 愛する人と過ごす時間はあとどれくらい?
例えば、自分が40歳で、親が65歳だとする。もし、年に1回しか会わないとしたら、親が80歳で亡くなるまでに会える時間は「たった15日間」しかない。
そう考えると、「親孝行はいつでもできる」と思っていた自分が甘かったことに気づく。日々の忙しさに追われているけど、大切な人との時間をもっと意識して過ごしたいと思いました。

② 社会的な富 あなたの葬儀で最前列にいるのは誰?
「人の真価は、死によって初めて測られる。」
お金や仕事の成功ではなく、周りの人との関係性こそが、本当の財産なんじゃないか。最前列に座ってくれる人はいるのか?自分の生き方は、誰かに良い影響を与えられているのか?
自分はお金持ちではありません。だからこそお金の勉強をして資産形成などにも興味を持ちました。でも、お金を稼ぐ事や貯める事ばかりに夢中になって大切な人との時間を蔑ろにしてしまって、自分自身を大切に思ってくれるような人を無くしてしまって良い訳がないですよね。
③ 精神的な富 10歳の自分は、今の自分を見てどう思うか?
10歳の自分に、「大人になったらこんな風になってるぞ!」って胸を張って言えるか?
仕事や生活に追われる毎日だけど、「子どもの頃に思い描いていた大人像」に近づけているかを考えるきっかけになりました。これについては別記事でも書いてみたいと思います。
④ 肉体的な富 80歳の誕生日パーティーで踊れますか?
老後の健康を考えたことはあるけど、80歳の自分が踊れるかどうかは想像したことがありません。
今から運動を習慣にするべきだし、無理のない健康習慣を身につけることが、未来の自分への投資になる。生きてこそ、お金を貯める、稼ぐ、資産形成をするのは健康であってこそなんだと考えるきっかけになるかもしれません。
⑤ 経済的な富 自分にとっての充分とは?
お金の目標を「いくら稼ぐか?」ではなく、「どれくらいで満足できるか?」と考える。
稼ぎ続けても満足できなければ、どこまでも追い求めることになります。具体的な目的、今の生活にどれくらいの金額が必要で、どこが「充分」なのかを考えながら、お金との向き合い方を整理していく。
漠然とお金が必要と思うだけでは、どこをどのように改善して、ゴールへ向かうのか分からないですもんね。
遺言について考える
このライブでは、「遺言」 についても話されていました。
学長は、自分の資産を「誰に・どのように分配するか?」を半年〜1年ごとに見直しているらしいです。自分には遺す資産なんてほとんどないけど、この考え方はすごく面白いと思いました。人生の終わりを見据えた『遺言』の話も、富の捉え方に通じるものがあります。
「いずれ渡したい」と思うお金があるなら、その一部を今のうちに渡してみるのも一つの手、なのかもしれません。
例えば、将来子どもや家族にお金を残すつもりなら、今のうちにちょっとしたプレゼントをしてみる。感謝の気持ちを込めた贈り物ができるのは、まだ元気なうちだけ。
未来を考えることは大事だけど、「今できること」を増やしていくのも大切。
この考え方は、自分の資産がほとんどない私でも「腹落ち」しました。

まとめ
5種類の富はどれも簡単に答えが出る問いではありません。しかし、この問い続けるプロセスこそが自分の人生を豊かにする第一歩だと感じています。
まだ自分の中で答えが出ていないからこそ、今日考えたことを整理しながら、
これからじっくりと、自分自身と向き合って考えていきたい。そう思える貴重な時間になりました。
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