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「学校がつまらない…」娘の一言から始まった小さな異変。親が見逃しそうになったSOSの話

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学校で悩みを抱える娘に気づけなかった父親。リビングで明るく振る舞う小学4年生の娘と、それを見つめる若い父親の複雑な表情。娘の笑顔の裏に潜むSOSに気づけず、自分を責める父親の切なさを描いた場面。 ライフスタイル
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明るい娘の“違和感”に気づけなかった話

いつも明るく元気な俺の娘、小学4年生。
YouTubeで見た面白いネタ、芸人さんの真似、テレビCMの再現……。

家で突然アゴをしゃくらせてきたり、
「見て!」と言ってオリジナルのダンスを披露してきたり。

とにかく家族を笑わせる天才みたいな子 や。

そんな娘が——
学校で仲間外れに遭ってた。

これが、俺の知らんところで起きてた“現実”。


最初の違和感は「学校が面白くない」の一言

いつも通りご飯を食べながら話してる時やった。

娘がボソッと
「学校、なんか面白くない」
と言った。

愚痴かな?と思って軽く流しそうになったけど、
そのトーンが引っかかった。

今思えば、ここが 最初のSOS やってんな。


娘が楽しみにしてた“ダンス係”の裏で

小学校の“係活動”。
俺の頃にもあったけど、今は種類がめちゃくちゃ多いらしい。

娘はその中の ダンス係 に立候補した。
踊るのが好きで、どうしてもやりたかったらしい。

メンバーは3人。

● 自分の意見を強く押し通すリーダー格の子
● リーダーについていく控えめな子
● 話し合って決めたい娘

娘は、最初のリーダー決めで手を挙げたものの、
もう1人も「絶対やりたい!」と言ってきたから、
譲ったらしい。

親バカやけど、娘のこういう優しさ、俺は好きや。でも、この時点で流れは決まってたんやと思う。

リーダーの子は、
「自分中心じゃないと気が済まないタイプ」
良く言えば積極的、悪く言えば自己中。

曲の選び方も、振付の決め方も、全部自分の思い通り。

娘はというと、
「話し合おう」「みんなで決めたい」
タイプ。

途中から小さなズレが積み重なっていった。

小学校の係活動で、ダンスの選曲をめぐって意見がすれ違う3人の女子児童。中央で強く主張するリーダー格の子、その後ろで控えめに立つ子、そして少し戸惑いながらも意見を言おうとする娘。グループ内の微妙な空気感を表現したシーン。

娘は“喧嘩を避けるため”に引いていた

俺やったら……正直言うて、絶対揉めてる。
曲がった事が大嫌いなタイプやし、オカシイと思う事には引かれへん。

でも娘は俺と違って、

「ぶつかったら喧嘩になる。喧嘩はあかん。私が我慢しよう」

そう考えて、自分が一歩引いていたらしい。

これを聞いた瞬間、胸が痛かった。


そして始まった“無視”と“仲間外れ”

係のルールとして、
「曲は順番で選ぶ」
ことが決まっていた。

ついに娘の番が回ってくる……はずだった。

でも、リーダーは娘に何も言わず、
勝手に担任に別の曲を提出した。

娘が驚いて
「え……?」
と声を漏らしたら、たまたま先生が気づき、

「みんなで決めるんやで」
と注意してくれたおかげで回避できた。

しかし問題はここから。

娘が選曲した後、
さぁ練習しよう!という段階になった瞬間、

リーダーはこう言い始めた。

「今日は無理」
「別の友達と遊ぶ」
「他の子とダンスするから」

最初は体調不良とか習い事とか“もっともらしい理由”だったらしい。
でも途中から完全に嘘みたいな理由に変わっていった。

娘が声をかけても、
聞こえないふりをする。

そして周りの子も、
リーダーに同調して娘を避けるようになった。

娘は練習を楽しみにしてたのに、
その気持ちは踏みにじられた。

家で泣くでもなく、怒るでもなく、
ただ黙って我慢してた。

……こんな状況、子どもが耐えられるわけないやろ。


娘のSOSに気づいたのは、毎日の小さな会話のおかげ

「学校が面白くない」

あの一言が気になって、
ちゃんと話を聞いてみたら……全部が見えてきた。

胸がギュッとなった。

普段、あんなに明るく振る舞ってた娘が、
親に心配をかけたくない と思って、
明るさで誤魔化してた。

「なんで言わんかったん?」と聞くと、

「心配かけたくなかった」

……完全にやられた。
ごめんな。気付いてやれんくて。

許してくれ。俺も、『親父初心者』やから。

夜のリビングで、小学4年生の娘と向き合う若い父親。娘は不安そうにうつむき、父は真剣な眼差しで話を聞いている。普段は明るい娘が初めて弱さを見せ、勇気を振り絞ってSOSを伝える瞬間を切り取った場面。

モンペにはなりたくない父親の葛藤

正直に言う。

話を聞いた瞬間、
心の中ではこう思った。

(クソガキが。ブチ◯すぞコラ)

でも俺は娘の話しか聞いてない。

相手の子にも事情があるかもしれん。
俺の娘にも何か言い方の問題があったのかもしれん。

“自分の子の話しか聞かずに学校や相手に怒鳴り込む親”
には、絶対になりたくない。

だから俺が言えたのは、

「話し合って解決できひんかったら先生に相談したら?」
「学校辛かったら休んでいい」
「どうにもならんかったらお父さんがなんとかしたる」

これだけ。

でも心の底では、
本気で守る準備だけはしてた。


そして娘は“自分で動いた”

学校で“いじめに関する調査”みたいな用紙が配られたらしい。

娘はそこに全部書いた。

後日、先生が
娘・リーダー・もう1人を呼んで話し合いをした。

先生が
「なんで呼ばれたか分かる?」
と聞くと、

リーダーは泣きながら…

「無視したり、仲間外れにしてたからだと思います」

と言った。

この瞬間、俺は心の中でガッツポーズした。
(良かった、分かる子で)

そこでシラを切って
「仲間外れ?そんなつもりありません」
みたいなタイプやったら……
俺は、多分オレを抑えきれへんかったやろ、と思う。

娘は
「仲良くしたい」
と伝え、リーダーも謝り、3人はやり直すことになった。

子どもは、時々、大人よりオトナや。

学校の教室で、担任教師と3人の女子児童が向き合って座るシーン。具体的な顔や学校名は分からない抽象構図。教師は穏やかだが真剣な表情で、子どもたちは緊張しながらも話し合いに臨んでいる。トラブル解決へ踏み出した場面を象徴する。

いじめは“突然起きる”。だからこそ親ができること

今回の件で痛感した。

いじめは、
いつの間にか始まる。

そして親が気づけるかどうかは、
“普段の会話”だけ。

明るい子ほど言わない。
優しい子ほど我慢する。

だから俺は、
娘がしたい遊びにも付き合うし、
くだらん話にも全部付き合う。

その積み重ねが、今回娘のSOSに気づけた理由やと思う。

俺は親父歴10年にも満たない初心者やし、
親として間違ってる部分もいっぱいある。

でも、
我が子を守る覚悟だけは誰にも負けへん。


学校が合わないなら、別の道があっていい

今回の問題は、
先生の対応と娘の勇気で解決に向かった。

でももし、
娘の声が届かへんかったら?
もっと悪化してたら?

俺は本気で
「学校を休ませてもいい」
「転校でもいい」
「別の学び方もある」
と考えてた。

今の時代は、
家でも相談できる“オンライン不登校支援サービス” がある。

・人間関係に疲れた
・学校に行きづらい
・子どもが笑えなくなった

こんな時、
子どもと親の“逃げ場”になってくれる。

学校だけが正解じゃない。
親がそれを知っているだけで、子どもは救われる。

2つだけやけど、調べて出てきたウチの娘でも良さそうな所。たぶん、昔と違って今は、もっと一杯あるんやと思う。



親も子も、不器用な初心者でいい

娘は強い。
そして優しい。
その分、傷つきやすい。

親の俺は、不器用で未熟で、腹立つほど力不足。

でも——
我が子を守りたい気持ちだけは本物や。

これからも、全力で見守っていく。

公園の帰り道、並んで歩く小学4年生の娘と若い父親の後ろ姿。夕焼けに照らされ、手を繋ぐ二人のシルエットが柔らかく伸びている。これからも娘を守り続ける父の決意と、親子の温かい絆を表す締めのイメージ。

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