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抹茶ブームの裏側で――お茶工場の現場から見たリアルな風景

異物混入にならないように気をつける職人 本業
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お茶シーズンも、いよいよ後半戦に突入しました。
すでに稼働を終えた工場もあれば、「もうすぐ終わり」といった工場もちらほら。
今シーズンもいくつかの修理やトラブルこそありましたが、全体としては比較的順調に終えられそうです。


爆発する海外需要、変わるお茶業界の相場観

近年の抹茶ブームは、業界の空気を大きく変えつつあります。
特に海外からの需要が爆発的に伸びており、「作れば作るほど売れる」という状況。
昨年は早々に碾茶(てんちゃ)※抹茶の原料が枯渇してしまうほどの盛況ぶりだったとか。

その反動で、今年は問屋さんたちも「何としても碾茶を仕入れたい」という強い姿勢。
当然、相場通りや安値での仕入れは難しくなり、農家さんたちもどこか嬉しそうな表情を浮かべています。


日本人のお茶離れと価格のジレンマ

ただし、明るい話題ばかりではありません。
米と同じく、異常な価格高騰が起これば、国内需要と釣り合わず、
日本人のお茶離れがますます進むのでは?」という懸念も。

海外の爆買い vs 国内の実需
このバランスをどうとっていくか――
長年お茶を愛してきた方々にも、ちゃんと届く価格であってほしいと願うばかりです。

転売目的でお茶を買い占めるような動きも一部で見られますが、
それによって市場が乱れるようなことがないよう、静かに見守っています。

抹茶を買う外国人と高すぎて手が出ない日本人

異物混入を防げ!現場職人が語る“見えない努力”

最近のお茶工場では、飲食物としての安全性が一層求められ、
異物混入対策にも厳しい目が向けられています。

私たちも、急な修理が必要な場面では、最善の注意を払って作業しています。
特に、ドリルで穴をあける作業は注意が必要です。

万が一でも、「キリ粉が混入した」なんてことは絶対に避けたい。
機械を止められるならまだしも、「止めずに直してほしい」と言われるケースもあります。
そんな時は養生(ようじょう)※養生シートなどでカバーを徹底し、絶対に異物が入らないよう対応します。


ドリル作業の救世主!「マグネットリング」が超便利

キリ粉を回収するマグネットのイラスト

そんな中、ある人から教えてもらったドーナツ型マグネットが大活躍。
ドリルの周囲に設置するだけで、飛び散るキリ粉をほぼすべてキャッチしてくれます。

ドリル作業をしたことがある方なら分かるはず。
あのキリ粉、めちゃくちゃ飛び散るんです。
顔や目に飛んでくることもあれば、
「なんでこんな場所に!?」というところにも散らばります。

それを静かに、しかも簡単に回収できるのは本当にありがたい。
価格もそんなに高くありませんし、工場で作業する方にはぜひおすすめしたい一品です。

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※普通のホームセンターではあまり見かけません。
※安い方はお試し用にはいいですが、落としたりすると割れやすいので気をつけてください。

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まとめ:地道な工夫が、おいしいお茶を支えている

抹茶の人気が高まり、業界が活気づくのは喜ばしいことです。
しかしその裏側では、価格や品質、安全性とのせめぎ合いが確かに存在しています。

私たち職人は、派手なことはできませんが、
一つ一つの現場で、地道に、真面目に、丁寧に作業するだけです。
異物を出さないための工夫、仕入れや販売のバランス、
こうした努力が、美味しいお茶を当たり前のように飲める日常を支えているのだと思います。

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