久々の展示会へ
久しぶりに、工具メーカーの展示会に行ってきました。
とある作業を「少しでも楽にしたい」と思っていた時に、営業マンから耳寄り情報が。
「明日まで、実際に試せる展示会やってますよ!」
そんなこと言われたら、行くしかないですよね(笑)
日東工器「スーパーハンド ASH-900」との出会い
お目当ては、棒ヤスリを自動で動かしてくれるエアーツール。
それが、日東工器 スーパーハンド ASH-900 です。
ウチの会社でオーダーメイド機械を作っていると、
「あと少し穴を広げたい」「狭い切欠きを微調整したい」
そんなシーンが必ず出てきます。
でも、そういう場所に限って――
・工具が入らないほど狭い
・塗装済みで傷をつけられない
・ちょっとの誤差で合わなくなる
つまり、手ヤスリで地道に“ゴリゴリ”やるしかないんです。
これがまぁ、地味にキツい…。
現場で役立つ?試してみた結果
展示会当日は、端材を加工して持ち込み。
「どうせ試すなら実戦に近い条件で」と思って準備していきました。
会場はそこそこの賑わい。
自動ロボットのデモに人だかりができてましたが、俺は目的のコーナーへ一直線。
ふーん、種類あるなぁ。
重さも違うし、グリップ感もけっこう差がある。
そして、いざ試運転。
――が、結果はちょっと残念。
「あぁ~、やっぱりか⤵」
仕上げ用としては十分。
でも、俺が求めてる“削りながら整える力”には、少し物足りない。

ベテラン営業マンの登場
新人の営業マンに説明してもピンと来てない様子。
そこへ現れたのが、ベテランのオジサン営業マン。
話して5秒で俺の意図を理解し、
「もっと強力なタイプありますよ」と別のモデルを用意してくれました。
結果――
パワーは確かに上がった。
でも、重い。しかも高い。
点数で言えば65点。
「会社の金だから適当でいいや」とは思わない。
“納得できない道具は持ちたくない”
それが職人の性(さが)です。

ひらめきと決断
あれこれ話しているうちに、ふと閃いた。
「あ、こうすれば使えるかも!」
少し改造すれば、現場でも戦える。
そのアイデアで点数は80点までアップ。
購入を決定しました。
新人営業マンには、部品を“ちょっとサービスで”付けてもらい、
頭の中ではすでに改造プランが完成(笑)

実際に触って考えるのが一番
カタログや営業トークだけでは分からない“手応え”。
やっぱり、自分で触って確かめることに勝るものはないですね。
誘ってくれた商社の営業マンには本当に感謝。
来週には会社に届く予定ですが、
この工具を使う時って――
たいていトラブル発生中なんですよね(笑)
展示会ってやっぱり楽しい
5年ぶりくらいに行った展示会。
工具も、人との出会いも、やっぱり面白い。
現場で使う道具を通じて、
「ものづくりって奥が深いなぁ」と改めて感じました。


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