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俺たちは補欠じゃない。バレー日本代表の“リザーブ組”がカナダ戦で見せた反骨に泣いた

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テレビの前で拳を握ってバレーを応援する職人 本業
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W杯が終わって、俺のスポーツ観戦熱は冷めるかと思ってた。ところがどっこい、今度はバレーボールや。ネーションズリーグ、面白いんですわ。

ほんで昨日のカナダ戦。俺はまた、勝手に感情移入して、勝手にやるせなくなって、最後は勝手に泣きそうになってた。

今回はその話をさせてくれ。


10連勝がかかった試合で、スタメン総入替

この日の日本代表は、開幕からの10連勝がかかってた。前日のイタリア戦にフルセットで勝って、決勝ラウンド進出はすでに確定済み。

ほんで迎えたカナダ戦、日本はスタメンを大きく入れ替えてきた

バレー素人の俺でも分かる。「これは、レギュラーの休息やろなぁ。ほんで、戦術や技術のクセを必要以上に他国に見せんためやろなぁ」と。決勝ラウンドが本番やから、当然の采配や。

で、あっという間に2セット取られた。


「所詮、俺たちはリザーブなのか」を勝手に想像した

それを見ながら、俺は今日という日に選ばれたメンバーの気持ちを、勝手に想像してしもてた。

スタメンを休ませるためなのか。いろんな選手を試してるのか。どっちにしろ、自分たちは「リザーブ」でしかない。そういう目で、ファンや視聴者に見られてる。それを本人たちが一番分かってるはずや。

そんな中で、2セット取られてしまった。

ほんで、ピンチやチャンスの場面になると、ピンチサーバーとして石川、髙橋藍、西田——スター選手たちがコートに入ってくる。

「やっぱり、こういう時は一軍を使うんかよ…」「所詮、俺たちはリザーブなのか…」

俺の勝手な想像や。実際の選手たちがどう思ってるかは知らん。けど、そう考え出したら、もう止まらんかった。やるせなかった。


リザーブ?ふざけんな。俺たちは補欠じゃない

ほんで、やるせなさの次に湧いてきたのは、これやった。

「リザーブ…?ふざけんな!俺たちは補欠じゃない!」

ピンチでイケメンのレギュラーが出てくる。いらんねん!出てくるな!俺たちの力で勝つんや!——そんな声が聞こえてくる気がして、俺は俄然、応援したくなってた。繰り返すけど、全部俺の勝手な想像や。

ほんで思い出したんが、昔読んだサッカー漫画「俺たちのフィールド」や。確か「リザーブドッグス」いうて、補欠メンバーたちがガンガン強くなっていく話があった。

「どん詰まりの、牙を剥いた犬たち。狂犬」——そんなフレーズやった気がする。

昨日のコートに立ってたのは、まさにそれやった。


闘志を燃やす選手たちを見守る職人

そして、逆転勝利や

0-2から、日本は巻き返した。セットを取り返して、取り返して、ほんまに逆転で勝ってしもた。開幕10連勝や。

ええプレーがいっぱいあったけど、俺が特に痺れたんは2人や。

4番の宮浦選手。スパイクの対空時間が長いんよ。ふわっと浮いて、一瞬止まって、打つ。素人目にも「うわ、うまっ」て声が出る滞空や。

大塚選手も良かった。ラリーの中でずっと効いてた。派手さだけやない、ちゃんと強いんよ。

リザーブちゃうかった。狂犬やった。


「一軍やない側」の意地は、痺れるんよ

なんで俺がこんなに感情移入したか、書きながら分かってきた。

俺は社員6人の町工場で働いてる。世間から見たら、大手でもエリートでもない側や。カーボベルデに泣いたのも、ハーランドの叩き上げに惚れたのも、ぜんぶ同じ理由やと思う。

「本命やない」と見られてる側が、実力で黙らせる瞬間。あれが、たまらんのよ。

バレー日本代表、決勝ラウンドも楽しみにしてる。レギュラーも、リザーブと呼ばれた男たちも、まとめて応援するで。

町工場の前に並ぶ6人の作業員

ほんで俺は今日も、6人の町工場で溶接や。うちには一軍も二軍もない。全員スタメンや。

…つーか、交代できる選手がおるだけ羨ましいわ。

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本業
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